粉砂糖の日

どこにでもいるような女

傷をみる / パンと蜜をめしあがれ

我々、順番に傷つけられながら生きてるらしい。

長い間「自分だけがこんなに辛い」と思ってたけれど、人の話を聞いてるとどうやら皆けっこうしんどそうだなと。割とそれに最近気づいた。

正しくは人の傷を見ることができるようになった。寄り添え抜くことはできなくとも、断片的に人の傷を舐めることができるようになった。

各人の底でドロドロになってる砂糖と塩と、あと少しのむつかしい人生の困難が常にあって、それに立ち向かってるから今の私がまぁそれなりにいい感じにそこに立ってる。そう確信できる日が少しずつ増えてきたからなんとか今日も生きてる。

最近、前より整理整頓ができるようになった。きれいになった部屋を見ると少し嬉しくてカーテンやカーペットを買い換えた。薄桃色のステッチのカーペットを見ると落ち着くし、フリルのカーテンには毎朝ときめく。自分の部屋を大切にできるのが嬉しい。もともと身の回りをきれいに保つのが下手くそだけど、この1年で大分それが上手になった気がする。自立するにはまだまだだけど、少しずつ生活を丁寧にしたい。

フリルのカーテン

 

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・・・・n ' s  m u s i c・・・・no.20

 

クラムボン / パンと蜜をめしあがれ

 

あせた色のしみやキズは

こすってもこすっても消えなかったけれど

いつかはみんなおいしくなって

じっくり煮込めばさよならできるね

 


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