粉砂糖の日

どこにでもいるような女

ボディミルク / ベルベット・イースター

購入したものが懐かしい匂いがする。

初めてボディミルクをつけたのだけど、それが母の実家にいる叔母の匂いがした。叔母がお風呂に入り、「お先でした」と言うときと同じ優しい匂い。同じものではないかもしれないけど、懐かしいと感じ同時に少し涙が出た。そしてその家のことを思い出した。

叔母たちが住んでいる家はいつも静かだった。テレビこそついているものの、基本的にみんなおしゃべりでなく、かえってそれがとても落ち着いた。冷蔵庫の音、外を走る車のエンジン音、すりガラスに透ける台所の電灯。耳と目で感じるもので研ぎ澄まされた空間だったような気がする。断片的な記憶の走り書きになってしまった。あの家が好きだったし今も好き(今はリフォームされて当時過ごした部屋はないけど)。そんなことを思い起こしてくれたボディミルクよ、ありがとう。

 

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・・・・n ' s  m u s i c・・・・no.21

 

松任谷由実 / ベルベット・イースター

 

むかしママが好きだった

ブーツはいていこう

 


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