粉砂糖の日

どこにでもいるような女

飛んでいくゴミ

朝ゴミ出しに行ったらゴミステーションが風と雨でめちゃくちゃになっていた。

私の住んでいる場所では、収集車がきたら折り畳んでまたしまう簡易的なゴミステーションを使っている。それが完全に強風のせいで折り畳まれていて、先にゴミ出しをしていた方の袋が雨ざらしになっていた。強風の中ゴミステーションを組み立て直すが、風で何度か飛んでいってしまう。「うぁ〜〜」って言いながらなんとかゴミ袋を重しにして形にはなったが、多分私が去った後もめちゃくちゃに戻ってしまっているだろう。

第一、乗るはずだった電車を逃してしまった。

✴︎

この日は色々あっていつもは電車だけど徒歩退勤。

雨がしとしと降っていた。傘はさしていたけれど、雨仕様の靴を履いていなかったため、バレエシューズ形の合皮の靴がびしょびしょになった。少しずつ靴下の色が水が染みて変わっていくのを見ながら、傘で顔を隠して帰った。

色々あったというのは、実家の家族のこと。ずっと幸せというのは、どこか誰かの犠牲の元に成り立っていると言うことをひしひしと感じるような出来事というか。周りくどくてすみません、これくらいしか言えない。とにかく、自分の大切な人が不安定なのを見るのは辛い。自分がしんどかった時に支えてくれた家族ってこんな気持ちだったのかな、と駅に着いたら涙が出ちゃったので電車に乗らず歩いたというわけです。だいぶん文章がふわふわしてるな。

✴︎

夜ご飯はいつもより簡素なものになった。

冷凍ご飯をチンしてセブンで買った「山芋とろろ」をかけたのと、冷凍唐揚げをチンして一個だけ食べた。色々考えてたらいまいちお腹に入らなかった。

自分以外のことで思い詰めるというのは、今まで自分のことしか考えられなかった私にとって不思議な感じがする。少し遠くに住んでいる実家の家族だからこそ、私がそこにいないから冷静に考えられることも多い。かも。なるべくいい方向になるように、手助けしたい。

お風呂とか色々済ませた後、月曜だったのでカベポスターの出るラジオを聴きながら、カルーアミルクを少し飲んだ。スマホではなくて、ラジオ越しに聞こえる音は本当に落ち着く。聴きながら豆餅くんと電話もしていて、「家族のこと、考える時間と、考えない時間のバランスを取ろうね」って会話をした。

この日はよく眠れた。