粉砂糖の日

どこにでもいるような女

引きずりまくる中二 / Hello


お盆休みで実家に帰省していた。


今年の1月から帰ってなかったので、あっという間に半年以上経っていた。

地元は不思議なところだ。嫌な思い出がぎっしり詰まっているはずなのに、好きなお店や、人、幸せな思い出がふとしたときに脳をよぎり、猛烈に帰りたくなる時がある。

仕事や私生活で嫌なことがあると、寂しくなると、帰りたくなる場所は結局地元で、大嫌いなはずなのに、嫌いになりきれない。帰ったら帰ったで、とても落ち着く。


まだ制服を着てた頃に、部活で先生から自分ばかり怒られていると感じたり、どんくさくて、言い回しや喋り方が気持ち悪くてクラスメイトから嫌われたり、自分だけ好きな音楽が少し違ったり、それを個性として主張するのは難しかったり(今思えば当時の私は主張の仕方で失敗ばかりしてる)、17人しかいない小さなクラスでじわじわと異物になり、変に目立って埋もれることもできなかった。

今もだけど、自分の好きなアニメ、作品、やファッションを削ぎ落としたナチュラルな状態をみられるのが怖い。自分の怠惰で、根暗なところを見透かされるのが怖いと思っていた。だから、好きな曲や服でカバーしようと必死だったんだけど、上手くいかなかった。最初から裸にならないと人とほんとうの友情が育まれないと信じ込んでずいぶん苦しんだ。

そんな過去にあった恥ずかしい出来事が、まだ私の中で地元を象徴する一つのイメージになってしまっている。

高校に入ったあたりから気の合う友人が何人かできた。私はどうも変に尖ろうとして人と合わせるのが苦手だから、自分の弱いところを認めてくれる友人と出会えたのはとてもラッキーだったと思う。私もあなたのことを理解したい、と思えるような友人ができて幸せ。一方で、小中学の友人で今も連絡を取り合うような子は果てしなくゼロに近い。友人がいなかったわけではない、あの頃の要領の悪い自分が恥ずかしくて、今でも自分から拒否しているだけだ。

いつかこの拒否反応を捨てられるようになりたい。友人の皮肉を言いながらほんとはその子達を羨んでいるのをやめたい。自分を見透かされてもどんと構えられるくらいの気概を持てるようになりたい。


さて、今回の帰省話に戻る。

大好きな友人とカフェに行った。好きなブックオフに行った。家族と好きなファミレスに行き、ケーキを食べた。久しぶりに会う尊敬する先輩と近況報告をした。彼氏と学生の頃よく行ってたココスに行った。書き出すと思い出の場所は食事をするところにばかりになってるけれど…好きな場所で、好きな人たちとたくさん話した。過去のことだけでなく、これからのことも。どんなことをしてみたくて、どんな生活をしていきたいか。嫌悪感のある地元でも、少しずつでもいい思い出に塗り替えていったら過去も認められるようになると祈って。


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・・・・n ' s  m u s i c・・・・no.27


♪ Hello / oasis


中学生の時はボカロとうたプリばかり聴いてたのに、それとは別にoasisは父の影響で聴いていた。アルバムを毎回最初から聴く癖があるから、1曲目のこの曲はよく覚えている。かっこいい。oasisのこのアルバムを聴くとなんだか泣きたくなる、ラジカセで聴いたり、父が運転する車の中で聴いたりしていた。いまでも好き。(その後、短大の同級生からBlurを教えてもらいBlur派になります)

補足すると、好きな曲が増えただけで今もボカロもうたプリも大好きです。ボカロは最近の曲もたくさん聴いていて、うたプリは規模が大きすぎて追えてない。



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