粉砂糖の日

どこにでもいるような女

水がこわい

休みの日に一人で水族館に行ってきた。

生まれたばかりのカバの赤ちゃんを見たいがために片道580円使って見に行った。

カバの赤ちゃんは8月に生まれたばかりで、つるんと黒い物体がお母さんカバにくっついてるのが可愛く、水族館のSNSを見てたら無性に観にいきたくなった。あとSNSで話題になってるかわいい命が意外と近くにいると思ったら都会ってやっぱいいなぁと思ったから。

この流れで変な話だけど、私は水の中にいる生き物が怖い。ついでに魚も怖い。今回はカバの赤ちゃんが見たいだけの興味が勝ってしまって、あとはお化け屋敷に入るくらいのスリリングな気持ちと、switchでやったどうぶつの森の水族館で培ったなけなしの水中耐性で挑んだ。

 

大きな水槽で魚達が泳いでるのが怖い、ちいさい水槽はまだ観れる。シーラカンスみたいな大きな魚は怖い、大きめの鯛くらいのなら大丈夫。奇抜な色や模様をしている生き物は大体怖い。と言ったふうに、自分でも曖昧な水の中の生き物への恐怖がある。しかし、それらを美しいと思いたい気持ちはある。それと今回行ったニフレルは、水族館としてはとても小さい。面積も小さいし、水槽も小さいので、まだ行く気持ちになれた。

 

中に入り、ハコフグカクレクマノミなどの小さい魚を見ることに難なくクリア。大きめのウツボはちょっと怖かったけどスプラトゥーンのウツホちゃんだと思えばクリア、なんか大きな魚はどうしても怖くて遠くで見つけて、見ないように横切った。なんか大きなことしか覚えてないので名前はもちろん覚えてない。ごめんね魚さん。

一通り魚類を見終わると、魚類では無く動物のいるフロアに着く。ここら辺の生き物は平気。カバの赤ちゃんはそこにいて、お母さんに隠れて見えたり見えなかったりだったけど、それがたまらなく可愛かった。プールデビューもして、水に潜ってて姿が平べったくなってるのが、もはや何かわからなかったけど、可愛かった。大きく穏やかに育ってね。

全体的な感想としては、水怖かったというよりは、こんな人工的な狭い場所で動物って疲れちゃうよなって思った。水中はやっぱまだこわかった。でも、人間とは違う魚や動物の動きや形や食べるものに少し興味が湧いた。人間のエゴでしかないと思うけど、今までなかった関心が自分から生まれたのは大きかった。

 

ニフレルを出て、すぐ隣にあるららぽーとに行った。いつも行くときは真昼で人がごった返しているけど、12時前とか早めだったのでいつもよりは空いていた。大きなミスドに入り、アイスラテだけ飲もうとしたら、ここのミスドは、コーヒー、ラテ、紅茶がドリンクバーになってて飲み放題だった。ホットのおかわりは他店舗でもできるけど、ぜーんぶおかわり自由なのは嬉しかった。一人でカウンター席に座り、動物園のスケッチを描いて、夕方前には家に帰った。