粉砂糖の日

どこにでもいるような女

味玉 / 無駄なこと

味玉

玉子が少し安くなってきた。

仕事の帰り道にスーパーに寄ると、一時期300円近くしていたものが240円くらいに戻っていた。ラジオで卵の卸売価格が下がったのは聞いていたけど、こんなに生活にすぐ影響するものだとは思ってなかった。嬉しくなってしまったので、1パック購入。10個中6個味玉にした。煮玉子のこと味玉っていうの最近自分の中で流行ってる。味のする卵という間抜けな響きがかわいくてたまらない。かために茹でて、ポリ袋に「味」と一緒に卵を入れて一晩置く。朝ごはんに白米に添えて食べたらもう完璧でした。

 

 

無駄なこと

無駄なことをするのが好きという考えに時々疑問を抱いてしまう。私が稼げるわけでもないのに絵を描いたり、帰り道わざわざ遠回りして帰ったりするのは他人から見れば無駄かもしれないけど、私にとっては大切なことのように、その無駄は本人にとってはそうではないことが多い。自分を正当化するために、これは無駄だけど好きって本当は大切にしていることをわざわざ無意味なことみたいに言うのはなんだか寂しい。でも、私が人の無駄に共感できないこともたくさんある。人の無駄に巻き込まれたと感じたこともある。でも、それが生きるためにその人が必要なことってこともわかる。ほんとはそうじゃないのに、必要ないって言い切った方が楽なこともたくさんある。

無駄なことって言って「うん、無駄だね」ってあっさり言われちゃうのは悲しい。こだわりを人に踏みつけられないように上手に生きたい。

そしてわたしは無駄なことはたくさんできるのに、できた方がいいことは何もできない。