粉砂糖の日

どこにでもいるような女

ドリンクバーと古本 / いきのこり●ぼくら


雨予報が出てる休日。

降水確率は80パーセントなのに、雨雲レーダーが微妙に現在地とかぶってないので幸いずっと曇り。

なので、自転車を走らせて古本屋さんに行くことにした。

久しぶりに行ったそこは、少し改装されて通路が広く、見やすくなっていた。80円の単行本コーナーは拡張されて、実用書も心なしか増えている気がした。そうなると気持ちが楽しくなっちゃって、読んでいる本が終わっていなくても買ってしまう。

 

■ 買った本

 

古本のよくないところは気軽に買えすぎてしまうところで、気づいたら自宅に本の居所はなくなって、床に積み上げられ、そのタワーはどんどん高くなっていく。歯止めなく買ってしまうのでよくない。よくないのだがそのタワーを見てついうっとりしてしまう。

 

古本屋を出て、そのまま近くのファミレスへ。

ミニパフェ、ドリンクバーを注文して買った本を読むなどする。

まず読みかけだったの読了してしまい、その後に先ほど購入したのを読む。気付いたらグラスのカルピスはなくなっており、次はあたたかい黒豆茶を入れて、また本を読む。本を読むのに飽きたので見てる途中だった「少女革命ウテナ」を少し見る。それにも飽きたので今度はスケジュール帳を眺め、帰りに買うものを書き込む。鶏もも肉、牛乳、ええとそれから…

パフェ、あんこと黒蜜で和風なのがめっちゃ好き

ファミレスでの私の過ごし方は大体こんな調子で、店から与えられた自分のわずかなスペースで、静かにただ時間を消費するのがいい。ドリンクバーで与えられる束の間の自由を私は存分に楽しんでいる。

 

帰りはパラパラと小さな雨が降っていた。

あらかじめ持ってきていたカバンカバー(ゴミ袋)に持ち物を入れて、

体は少し濡れて帰った。

 

୨୧

 

・・・・n ' s  m u s i c・・・・no.26

 

♪ いきのこり●ぼくら / 青葉市子

 

 ボストンバックには3日分の服とあの子の写真

 今頃どこかで泣いてるかもね それとも笑ってるかもね

 

青葉市子さんが東日本大震災の影響を受けてつくった曲。

私は誰かを悼んだ記憶があまりない。物心ついてから身近な人の死にまだ直面したことがない。この曲は震災のことも思い出すと同時に、いつか絶対来る大切な人の死を考える曲。

そしてとてもかっこいい、たくさん聞いてる。


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